手島　昭夫さん（1985年生）

工業系の高校出身であるが、単身カナダに海外留学を経験し、帰国後、祖父の指導のもと、実家の畑で野菜作りを開始。地域の高齢化や耕作放棄地の拡大を目の当たりにし、若い人がなんとかせねばいかんという気持ちで農業に取り組む。化学肥料や農薬を最大限まで多用する近代農業の持続性に疑問を持ち、有機肥料を主体にＩＰＭ（総合病害虫・雑草管理）手法に取り組み、持続可能な農業スタイルの構築に取り組んでいる。

黒沢　勇人さん（1957年生）

専業農家の家庭で育ち、小さな頃から触れてきた農業をやっていこうと就農。東京農業大学が長和町で展開している「山村再生プロジェクト」現地指導員としても活躍した。田畑と果樹を耕作しながら、産業としての農業に偏らない自然律に沿った環境と共に歩む農業を希求し、人間性の回復を目指す取り組みをしている。そのため、環境にも考慮した栽培期間中の化学肥料や農薬を未使用での栽培を研究・実践している。

竹内　正さん（1957年生）

小さな頃から家の手伝いとして慣れ親しんだ農業。若い頃に、父が他界したことをきっかけに母を助けるために兼業農家に。最初は農業が嫌で仕方がなかったが、年と共に農業の楽しみを理解し始めたのが50半ばの頃である。会社の退職を機に、小さな農家として本格就農した。今後は、誰が口にしても安心安全な野菜を作っていきたい。