札幌黄八行とうもろこし
焼きとうきびの元祖
札幌黄八行とうもろこし さっぽろきはちぎょうとうもろこし ・ Zea mays L.
明治初期、北海道開拓使が北米から導入。札幌大通り公園のトウキビ売りは豊平区平岸の主婦が1897年に始めたという。
特徴
俗に「八列トウモロコシ」。穂の長さ25センチ以上で粒が八列しかないので細く長い。明治30年頃から札幌の街頭で炭焼きトウキビとして売られ、北国の風物詩だった。日本スローフード協会「味の箱舟」に選定。
用途
モチモチした焼きトウモロコシには、若穫りした未熟なものを使う。完熟させると硬い硬粒種(フリントコーン)なので、粉にひいて使うか、炒ってポップコーンの代用としても使えるという。