耐病節成胡瓜
べと病・うどんこ病抵抗性
耐病節成胡瓜 たいびょうふしなりきゅうり ・ Cucumis sativus
昭和29年に九州農業試験場が作出した「夏節成」はその後のF1節成胡瓜の母系として発展。本種はアラヰ育種場が育成した最新固定品種。
特徴
日本有数の胡瓜種子専門育種場が、耐病性F1胡瓜の母親系統用に育成した固定種の節成胡瓜。べと病、うどんこ病には特に強く、育成元のアラヰ育種場では「無農薬栽培に最適」として家庭菜園に普及させたいと語っている。
用途
華南系の黒イボ節成胡瓜(春キュウリ)が高温長日の夏になると雌花がつかなくなるのを改良して生まれた白イボの「夏節成」に、耐病性品種をかけ合わせて作出した固定種と思われる。苦味が出ない分、味はやや物足りないか。